【豆知識】ウイスキーの種類やカテゴリー

2015年11月18日

 ウイスキーには大麦麦芽を原料として作られているモルトウイスキーと、トウモロコシやライ麦・小麦などを主原料としてとして大麦麦芽を加えたもので作られているグレーンウイスキーがあります。ウイスキーは地域によってスコッチウイスキーバーボンなど様々な呼び方がありますが、基本的にはこのモルトウイスキーグレーンウイスキーでできています。 

 

 ウイスキーで最も有名なのはスコッチウイスキーですが、これはスコットランドで蒸留・熟成させたものを指しています。

 

 

 

また、一つの蒸溜所でつくられたモルトウイスキーをシングルモルトと呼んでいます。シングルモルトは様々なモルトウイスキーの樽をブレンダーがブレンドして、瓶詰したタイプのウイスキーです。そのほかに一つの樽だけを瓶詰したものがシングルカスクと呼ばれています。このシングルカスクは一部のウイスキー愛好家に親しまれています。シングルモルトの代表格と言えば、ウイスキーのロールスロイスといわれるマッカランなどが有名です。日本のウイスキーだとサントリーの山崎白州が有名です。

 

 

 モルトウイスキー65%に対してグレーンウイスキー35%でブレンドされたものがブレンディッドウイスキーです。ブレンディッドウイスキーの代表格はバランタインオールドパーなどが有名ですし、日本だとサントリーのが有名です。ブレンディッドウイスキーも酒造メーカーのブレンダーが様々な樽をブレンドして味決めています。

 

 そしてグレーンウイスキーというカテゴリーもあります。これはモルトウイスキーをブレンドしていないもので、あまり多くは販売されていませんが、サントリーが最近知多というグレーンウイスキーを発売して話題になりました。

 

もう一つ有名なのは、バーボンといわれるアメリカのウイスキーです。これはトウモロコシが51以上80%未満で、新樽で2年以上貯蔵したものという定義があり、これを守っているものがバーボンと名乗れます。ですのでバーボングレーンウイスキーというカテゴリーに分けられることになります。

 

 

 

 モルトウイスキーブレンティッドウイスキーグレーンウイスキーにはそれぞれの違いがあります。特に醸造所の製造方法や気候によって味が違いますので、飲み比べるととても楽しいと思います。