スコッチ・ウイスキーとは、イギリス北部のスコットランドで
造られるウイスキーのことを言います。
スコットランドは、面積・人口ともに北海道と同サイズですが、
130近い蒸留所がひしめき合い、個性豊かなウイスキーを生み出しています。
スコッチが文献に登場したのは1494年が最初です。
ただし、そのころの酒は今と違って無色透明の荒々しい酒でした。
樽熟成はまだ知られておらず、人々は蒸留したての酒をそのまま飲んでいました。
樽に詰めて置いておくと琥珀色に変化し、風味がまろやかになると知ったのは
密造酒時代のことです。スコッチの密造酒時代は18世紀初頭から19世紀前半にかけて
約100年続きました。きっかけは1707年のグレートブリテン王国成立と、たび重なる課税です。
もともと独立心の強いスコットランド人はイングランド政府に税金を払うの潔しとせず、
山奥に隠れてウイスキーを密造しました。その時に彼らが利用したのが良質の大麦、
清冽な山の水と豊富なピート(泥炭)、そしてシェリー酒などの空き樽でした。
樽は税吏の目をごまかし、持ち運びに便利だったのです。しかし、これが幸いしました。
密造酒時代にウイスキー造りに必要なことをすべて学んだからです。
良質の水と大麦、ピートを焚くことで生じたピート香、熟成に適した気候と樽熟成・・・。
これらは今日のスコッチの基本的な条件でもあります。
スコッチは製法上、①モルト・ウイスキー、②グレーン・ウイスキー、③ブレンデッド・ウイスキー、
の3つに大別することができます。大麦麦芽のみを使い単式蒸留機(ポットスチル)で蒸留したのが
モルト・ウイスキーで、小麦などを主原料に連続式蒸留機(パテントスチル)で蒸留したのが
グレーン・ウイスキー、この2つをブレンドしたのがブレンデッド・ウイスキーです。
ブレンデッドの誕生は19世紀半ばとそれほど古くはありませんが、誕生の意義は大きいと言えます。
スコットランドの地酒に過ぎなかったスコッチが世界の酒となったのは、ブレンデッドのおかげであり、
ブレンデッドの誕生と密造酒時代の経験が、今日のスコッチの隆盛を築いたといってもよいでしょう。
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