『グランドオールドパー』は、ブレンデッドウイスキーと呼ばれる部類のウイスキーです。
複数の蒸留所のウイスキーをブレンドして作られるためにこう呼ばれます。
逆に、単一の蒸留所のモルトウイスキーのみを熟成させたものを
シングルモルトウイスキーと呼びます。
ブレンデッドウイスキーには、キーモルトという
味の骨格になるウイスキーがあります。
それを軸にして、別のウイスキーをブレンドして味を調えていきます。
『グランドオールドパー』のキーモルトは、グラガンモアというウイスキーです。
グラガンモアは、スコットランドのスペイサイドという地域で製造されています。
味わいとしては、青リンゴや梨のような爽やかな酸味がありますが、
特徴的なのは紅茶の香りです。
この紅茶の香りがあるので、穏やかで熟成された印象を受けます。
このウイスキーを軸にしてブレンドされている『グランドオールドパー』ですが、
実際に飲んでみると、キャラメルやレーズンのような凝縮された味わいや、
シェリー樽熟成に由来する木の香りを感じますが、
グラガンモアのような爽やかな香りは抑えられています。
これは、グラガンモア味のを軸にはしているものの、
他のウイスキーの割合を増やすことで、より複雑な味わいにしているためだと考えられます。
こういったブレンドをすると、それぞれのシングルモルトの個性は隠れますが、
反対に強い香りも抑えることができるので、
複雑な味わいでありながらまろやかで品のある風味に仕上げることができます。
さて、『グランドオールドパー』を語る上で避けることができないのが、
ボトルに描かれた人物と日本国内での歴史、そして瓶に入っている玉です。
まず、ボトルに描かれた人物は、トマス・パーというスコットランド人です。
そもそもグランドオールドパーは「偉大なるパーじいさん」というような意味ですが、
この人物は150歳以上まで生きたという伝説があります。
この驚異的な生命力にあやかろうと、ウイスキーメーカーが商品名にしたそうですが、
実際は70歳くらいで亡くなったのではないかという説もあります。
次に、日本国内での歴史ですが、『グランドオールドパー』は、
初めて日本に持ち込まれたスコッチウイスキーだと言われています。
1871年に岩倉具視が欧米の視察に行った際、
当時イギリスで人気だったこのウイスキーを持ち帰り、明治天皇に献上しました。
これ以降、上流階級の酒として広まり、
吉田茂、田中角栄、森喜朗といった政界の大物が愛飲しています。
最後に、瓶に入っている玉ですが、これはグランドオールドパーに限ったことではありませんが、
瓶に玉が入っているものと入っていないものがあります。
入っているものは、中身のウイスキーの入れ替え防止として入れられています。
一度飲み干した瓶に安いウイスキーを入れ替えて
販売するという行為が一部の国で横行するようになってしまい、
これを防止するためにこうした工夫がされています。
喜ばしいことではありませんが、これは人気のあるウイスキーであることの証拠なのかもしれません。
玉が入っておらず、正規輸入業者が仕入れているものは本物ですので、安心してお買い求めください。
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